車いすに長時間乗っている方は、疲れを軽減できるクッションが必需品です。

しかし、材料やサイズなど、どのように選んだらいいのか分からない方は多くいます。

この記事では、車いす用クッションの選び方や、おすすめのクッションを紹介します。

あなたに最適なクッションを見つけられるので、ぜひ最後までご覧ください。

車いす用クッションの必要性

車いすに乗る際は、座り心地を向上させるクッションが必需品です。

一般的な車いすは座面が硬く、長時間座っていると疲れや痛みを感じるためです。

また、お尻に圧力がかかり続けると、床ずれを起こす可能性もあります。

車いす用のクッションを使用すれば、圧力を分散でき、疲れや床ずれを抑制できます。

乗り心地を向上させるためにも、クッションは車いすの必需品といえるでしょう。

車いす用クッションの選び方

車いす用クッションは、安定性や除圧能力の高さが大切です。ここでは、車いす用クッションの選び方を解説します。

車いす用クッションの選び方を知り、自分に最適なクッションを選んでください。

車いす用クッションの種類

車いすのクッションの材料にはいくつか種類があり、それぞれ特長が異なります。

主な材料は以下の通りです。

  • ウレタンフォーム:硬さを自由に選べて好みのクッションを作れる
  • ジェル:耐圧分散性が高いが重みを感じる
  • エアー:軽量で耐圧分散性が高い、空気漏れの可能性がある

座り心地を重視したいのであればウレタンフォーム、耐圧分散性が高いものを選ぶのであればジェル、軽量で動きやすさを重視するならエアーなど、好みにより使い分けることが大切です。

安定性の高さ

車いす用クッションは、座ったときの安定性が高いものがおすすめです。

不安定なクッションは骨盤が後ろにずれたり、左右に偏ったりしてしまいます。

厚くて柔らかいクッションは姿勢が崩れやすいため、安定性を重視するなら、硬めのクッションがおすすめです。

除圧能力の高さ

除圧能力が高いと、座ったときの圧力を分散して、床ずれを抑制できます。

クッションが柔らかすぎて底づきをすると、除圧能力が低くなるため注意しましょう。

また、エアータイプのクッションを使用する場合、空気圧が低くなると除圧能力が低下します。

定期的に空気の量を確認して、十分な空気圧を確保してください。

カバーは防水機能付きがおすすめ

車いすは毎日使用するものなので、飲み物をこぼしたり、雨に濡れてしまうことがあります。

防水機能が付いているカバーであれば、濡れても内部にしみこまず、清掃も簡単です。

他にも、蒸れないように通気性が高いタイプや、クッションがずれないようにすべり止めが付いているタイプもあります。

カバーを選ぶ際は、機能性をチェックして快適に座れるものを選びましょう。

おすすめの車いす用クッション

弊社ではウレタンフォームのクッションを取り扱っていて、材料やサイズをオーダーメイドで注文可能です。

クッションの厚みも指定できるため、クッションが高すぎて脚が地面に着かないこともありません。

車いす用クッションにおすすめなのは、お好みの硬さのウレタンと硬いチップウレタンの2層品です。

車いす用クッションは底つきすると、体圧分散できずに効果が弱まります。

硬いチップウレタンを使用すれば、クッション性を保ちながら底つきを防げます。

1層目のウレタンは、軟らかいものから硬めのものまでお好みの素材をご選定可能です。

ウレタンNo.1+チップウレタンNo.T2

車いす用クッションに使われる素材の中で、かなり軟らか目のウレタンNo.1と硬いチップウレタンNo.T2の組み合わせです。

ウレタンNo.1のみだと軟らかく底つきしてしまいますが、2層目にチップウレタンを使用して底つき感をなくしています。

軟らかくふんわりした座り心地が好きな方におすすめです。

ラバーウレタンNo.R2+チップウレタンNo.T2

しっとりとした座り心地で硬めの感触であるラバーウレタンNo.R2と硬いチップウレタンNo.T2の組み合わせです。

滑らかな座り心地のNo.R2が多少沈み込み、硬いNo.T2が支えるような座り心地です。

沈み込みが少ないため、しっかりとした姿勢で座りたい方におすすめです。

低反発ウレタン+チップウレタンNo.T2

反発力が弱く、お尻を包み込むような座り心地のクッションです。

低反発ウレタンは反発力が弱いため底付きを感じやすいですが、硬めのチップウレタンとの2層品にすることにより、底付きをなくせます。

低反発ウレタンは耐圧分散性が高く、長時間座っても疲れにくいクッションが欲しい方におすすめです。

まとめ

車いすの座面は硬い素材が使用されていることが多いため、軟らかな座り心地のクッションが必要です。

車いす用のクッションには、ウレタンフォームとジェル・エアーの3種類があり、それぞれの特長を把握して購入しましょう。

また、安定性の高さや除圧能力の高さ・防水などの機能面も大切です。

車いすに長時間乗っていると、床ずれや骨盤のズレなどが発生する可能性があります。

ウレタンアシストでは、お好みに合わせて材料やサイズをご指定いただけます。

使用しているクッションにお悩みがある方は、お気軽にお問い合わせください。